2023年のSoftware Designに出てきた用語について、自分で改めて調べなおしてまとめておきます。
※記事の内容には触れていません。あくまで出てくる単語の説明です。
4月号
4月号の特集は「CPUのしくみ」でした。CPUはどのように動作しているのか?x86とarmの違いは?RISC-Vって?等々、CPUにまつわる知識を体系立てて説明してくれるので、非常に良い勉強になりました。
下記ではCPUに限らず、4月号で紹介されていたサービスについて、自分が気になったものをまとめています。
Podman
Podmanはコンテナエンジンの一つで、Dockerと肩を並べるサービスです。
Podmanと他のコンテナエンジン(Dockerなど)の主な違いはPodmanはデーモンレスであることです。クライアントがルート権限を必要とするデーモンと対話する必要がなくなるので、セキュリティ面で優れているサービスとなります。
また、DockerDesktopの有料化に伴い、PodmanDesktopを利用するユーザーが増加中です。
IaC(Infrastructure as Code)
クラウド上のインフラ構築をコードで管理(IaC)する際に、利用される代表的なサービスです。
- Terraform
- AWS CDK
- AWS Cloud Formation
- Ansible
特に、TerraformはOSSのインフラ構築ツールで、Providerを通して幅広いサービスに対して対応可能であることから、非常に人気の高いIaCツール。
また、Kubernetesへのデプロイ自動化としては、ArgoCDというサービスが有名です。
監視ツール
可観測性(インフラの稼働状況を把握する能力)を高めるためのツールの一例として紹介されていたのがDatadogです。
運用監視用のSaaSで、ログやメトリクスを収集しアラート設定やメトリクス表示などが可能です。
AWSでのコンテナサービス
AWSで利用されるコンテナサービスの一部をまとめます。
サービス名 | 説明 |
---|---|
Amazon ECS (Elastic Container Service) | コンテナを管理・実行するコンテナオーケストレーションシステム。 コンテナのデプロイ・スケーリングを管理してくれる部分をコントロールプレーンと呼び、コンテナの実行環境をデータプレートと呼びます。 データプレーンの実行環境は、AWS Fargate/EC2/ECS anywareから選択でき、それぞれの実行環境毎にユーザが管理するべき範囲が異なる(PaaS/SaaS/FaaSと捉えれば良い) |
Amazon ECR (Elastic Container Registry) | AWSマネージドのDockerコンテナレジストリサービス。 ECSと結合して、簡単にコンテナイメージの保存・実行が可能。 |
Amazon EKS (Elastic Kubernetes Service) | AWS上でKubernetesを実行できるマネージドサービス。 |